その腰の痛み、もしかして内臓疾患が原因かも知れない!

背中や腰が重だるい原因はどこに?

背中から腰にかけて帯を敷いたように重だるい。あるいは激痛ではないけれども、鈍痛のような重い痛みが襲ってくることが増えた。こんな症状に見舞われたときは、躊躇なく医療機関で診察を受けてください。単なる身体の使い過ぎとか、腰痛の再発と勝手にやり過ごしていたら、重症化する恐れがあります。その腰の痛みや背中の痛み、もしかしたら内臓疾患が原因かもしれません。

内臓の疲れという域を超えて内臓疾患まで到達してしまっている場合には、その症状や痛みの場所によって、個々に発症している内臓器官も異なります。たとえば同じ背中でも、上部の左側に出る痛みなのか、下部左側に出る痛みなのかといった具合です。痛みだけではなく発熱を伴った場合には、腎臓に結石ができていることもあり、耐え難い激痛が走る場合には腎炎や癌などの可能性もあります。腰の周辺であれば尿路結石や卵管炎の疑いもあります。

疾患のはじまりは生活習慣にあった⁉

ほとんどの病気は、生活習慣や食生活と密接につながっています。たとえそれが遺伝的なものであっても、食事の仕方や生活スタイルに同じ傾向があるのであれば、半分以上は後天的なものと言えます。逆の見方をすれば、それとは違った生活スタイルを習慣化し、食べ物の嗜好性も意識的に違えていくことで50%以上の確率で発症を回避できるということです。日々の物事に対する考え方、運動量などによっても変わってきます。

病気の原因の中にはストレスが原因というものもあります。食事の嗜好性は、直接体内に取り込み栄養とするものですから、もっと大きな影響を及ぼしています。休日だからといってゴロゴロして糖分の多い菓子や飲み物を口にしていては、自ら病気を誘発しているようなものです。まずはそのような生活習慣を一掃しましょう。早寝・早起き、1日30分の運動、それだけでも病気の危険因子は減らせます。

身体の疲れと肝炎、食生活のつながり。

身体がだるいと診察を受けたら、「肝炎だ」、「肝機能異常だ」と言われてしまったという人が、かなりの数に上ります。最近では会社のキーパーソンとして活躍する女性が増えたせいで、若い女性でも肝臓、腎臓などの疾患を抱えている人が増えました。肝臓の働きが低下すると、有害なアルコール分や脂肪分を分解して体外に排出する力も低下します。同時に食物の栄養分をエネルギーに変換して身体の隅々に送り届ける機能も急降下します。

その結果、身体は疲れやすくなり、一晩寝ても疲れが取れない、量は増えていないのに二日酔いの日が増えたといったことになります。肝臓だけがすべてではありませんが、飲み過ぎ食べ過ぎ、偏った不規則な食事などで肝炎・肝機能異常になると、肝臓を筆頭にあらゆる臓器に悪影響がもたらされます。食生活に十分注意して、肝臓にオーバーワークさせないことです。

中年以降は気をつけたい脂もの料理

鶏のから揚げやギョーザ、中華風惣菜、ラーメンなどは、美味しいもののトップ5に入るほどの人気商品です。不思議なもので“美味しいもの”は、脂っこいものに多く、ケーキ類、菓子類でも相当な糖分が配合されています。肝臓のデータですが、アルコール性肝疾患や肝硬変は、男女を問わず肝疾患の半数以上を占めており、年齢では40代半ばから急激に増えています。

原因がすべて脂ものというわけではありませんが、働き盛りで栄養のバランスや健康に気づかう暇がなく、短時間に食べて飲んでその日を終わらせる生活習慣というのは、昔も今も日本人の定番であることに違いはありません。健康医療や食の栄養情報が日常的にメディアから流されてくる現代、知らなかったと言うのは無頓着すぎます。どのようにして内臓を守るか、健康を継続させるかは、もはや自己責任の時代に入ったと言えるでしょう。

無理なくリセットして徐々に習慣化

会社絡みだから仕方ないという人がいますが、たとえば「アイツは飲み会の時でも昼飯でも脂ものは注文しない」という見方を定着させるまでに1ヵ月もかからないはずです。手のひらを返したような決別をする必要はありませんが、徐々にでもオーダーの比率を変えていきましょう。もう1つは、自宅に帰って会社との関係が切れた環境での食生活です。就寝時間も近くなって、腹7分目が適正な時間帯です。

そこでこの時間帯だけは、脂っこいものやドカ食いという習慣から決別して、カロリーの少ない食材をピックアップするなど、内臓にやさしい献立にこだわってみてはどうでしょう。調理はしないという方は、コンビニやスーパーの惣菜選びのときに“選択のポイントを変えるだけ”でプラスになります。最近ではグリーンスムージーなども商品化されています。工夫次第で内臓や身体を健康に保てます。